GSP研修型(国内)「外交と交流の現場に立つ:欧州連合と日本」の講演会(オンライン)を開催しました

2021年6月から2022年2月までの10ヶ月間にわたって行われてきたGSP研修型(国内)「外交と交流の現場に立つ:欧州連合と日本」プログラムの講演会が、オンラインで開催されました。

このプログラムは、欧州連合(EU)における課題及び展望とEUと日本との関係を学ぶことを目的としています。プログラムの前半では、事前学修でヨーロッパや欧州連合のことについて学んだのち、学生4名が2名ずつに分かれプレゼンテーションを準備し、駐日欧州代表部、ポーランド大使館、ドイツ大使館をオンラインで訪問しました。また後半では、学生たちが事前学修と大使館訪問で学んだことをふまえてオンラインでの講演会を企画、運営し、講師の先生方による発表や参加者の方々からの質疑を通じて意見交換を行いました。さらに、EU加盟国の出身または在住の方々と市民から見たEUの姿についてディスカッションする機会を設けました。 (写真撮影時のみマスクを外しています。)

坂井一成(国際人間科学部・国際文化学研究科 教授)
篠原華子(国際人間科学部 助教)
文・合田裕海(国際文化学研究科博士前期課程2年 TA)

 

2021年9月6日 駐日欧州連合代表部を訪問、プレゼン発表(オンライン)

学生がプレゼンテーションを行い、駐日欧州連合代表部学術交流担当のリチャード・ケルナー氏から経済面やスポーツ面でのEUと日本との交流、重要性についてのコメントをいただきました。また、EUの教育・留学プログラムについてご説明いただきました。

発表内容

  • 宮川凌太朗(グローバル文化学科・2年)・山本千夏(環境共生学科・2年)
    "What does Japan expect from the Indo-Pacific strategy of the EU?"
  • 多田龍平(グローバル文化学科・2年)・鳥羽美鈴(グローバル文化学科・3年)
    "EU football from the perspective of relationship with social system"

2021年9月7日 ポーランド大使館訪問(オンライン)

ポーランド大使館のラドスワフ・ティシュキェヴィチ首席参事官からご挨拶をいただき、ポーランド広報文化センターのユスティナ・ログスカ副所長と同センター文化・メディア担当の杉浦綾氏から、駐日欧州連合代表部とポーランド大使館の文化面での協力についてお話いただきました。学生からの質疑の時間では、文化協力や大使館のイベントに関する質問だけでなく、大使館での勤務に関する質問にもお答えいただきました。

2021年9月8日 ドイツ大使館訪問(オンライン)

ドイツ大使館のティーデン團一等書記官からEU全体やEUの各機関の役割、各加盟国間の協力や考えなどについてプレゼンテーションをいただきました。学生からのドイツの状況に踏み込んだ質問やEU全体の戦略や懸念についての質問にもお答えいただきました。

2022年2月17日 講演会「外交の現場に立つ ~日欧が拓くインド太平洋の未来~」(オンライン)

本プログラムのまとめとして、ドイツ大使館のティーデン團一等書記官と上智大学法学部の岡部みどり教授を講師としてお招きし、学生が運営する講演会を開催しました。前半では全体的な枠組みや具体的な事例を織り交ぜながら「EUにとって、ドイツにとっての日本」というテーマで講演していただき、後半では外交の先頭に立つ大使館での業務について詳しくうかがいました。オンラインの開催となりましたが、フロアからの質問も多数いただき、闊達なディスカッションが行われました。

2022年3月26日 ワークショップ「EUについて語ろう~市民から見たEUの姿~」(オンライン)

さらに、日常、仕事、研究を通して見えるEUについて、イタリア、スウェーデン、ドイツ、フランス、ポーランド出身または在住の方々からお話いただき、国際人間科学部の学生とディスカッションを行いました。

 

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