グローバル体験 学生メッセージ 2020年度

中野 彩記子(グローバル文化学科 3年)

取材そして記事を書く中での翻訳

[留学型GSコース] 西オーストラリア大学(オーストラリア)へ交換留学

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私は、交換留学をしながらExperth(エキスパース)というパースを紹介する日本語情報誌のインターンシップをしていました。ローカルの方々に英語で取材をし、日本語で記事を書く過程の中で、ただ翻訳することだけではなく、英語のニュアンスを日本語でどう再現するかについて学びました。このような実りあるフィールドワークは、渡航前のGSP演習での、渡航先の環境や自分の学びたい分野、フィールドワークに向けてのしっかりとした事前準備があって実現しました。演習中は、GSPオフィスの先生が学生一人一人のグローバルイシュー体験に親身になって下さり、学びを深める事ができました。この経験を生かし、今度は日本のことを海外に発信する仕事に就きたいと思っています。

三井 爽平(発達コミュニティ学科 3年)

貴重な場で学んだ、教養と出会いの大切さ

[研修型GSコース] ケンブリッジ大学ホマートン・カレッジアカデミック英語(英国)、マスターズ甲子園プログラム(国内)

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私はGSPのプログラムを利用し、国内ではマスターズ甲子園の運営に携わり、海外ではイギリスのケンブリッジ大学に1ヶ月留学しました。海外で痛感したのは、他大学の参加者や現地の学生の語学力はもちろんですが、問題意識、考察力、発信力のレベルの高さでした。これは自分にとってとても刺激になりました。今回の研修で得たのはそのような自分を鼓舞する刺激、現地やイベントで得た人脈です。ここで出会った人とはまだつながっていて、かけがえのないものとなりました。海外についての情報はありふれていますが、実際に一歩踏み出して行ってみるということが大切だと気づきました。今回得た刺激と経験は大きな財産となってこれからの人生を豊かにしてくれると思います。

宮川 大輝(環境共生学科 3年)

日本ではできない天文学の研究

[実践型GSコース] オレゴン大学パインマウンテン天文台プログラム(米国)

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私はもともと地学や天文学の研究に興味があり、普通はできない天文学に関する実践的なことを学べると知って、このプログラムに参加しました。実際にこのプログラムでは、前半の一週間にオレゴン大学内で英語で太陽系や小惑星、望遠鏡などの天文学についての基礎知識を学びました。そして、後半の一週間に天体観測に適した山の上に行き、大学の先生たちに教わりながら実際に望遠鏡を扱って星雲や小惑星の観測をし、その後光度などから小惑星の解析を行いました。私の専攻は数学なのでこのプログラムで学んだことを直接生かす機会はないかもしれませんが、数理統計の分析対象などという形で今後の研究に活かせたらいいなと考えています。

松本 一紗(子ども教育学科 3年)

[実践型GSコース] 韓国における小学校の英語教育授業の実践と教員養成(韓国)

隣国から学んだこと

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私は、将来、難民の教育支援をしたいと考えています。その上で、教育実習なども考慮して、このプログラムを選びました。研修では、自分なりに問いを立て、自分の将来やりたいことである難民支援とつながるように学修を進めました。その中で、韓国では、日本よりも異文化をルーツにもつ子どもへの支援が盛んで、特に教員の意識や技量が高いということ、また、済州から日本へ難民が流入した歴史を詳しく知ることができました。研修前は、難民が発生する現場の近くの支援の場へ行くことが夢でしたが、定住する国での支援にも興味を持つようになりました。これからは、自分には何ができるのかを模索しながら、大学院でさらに教育について研究したいと思っています。