教員メッセージ

2019年度(国際人間科学部案内 2020(2019年6月発行)より)

松井 裕美 専任講師(グローバル文化学科 グローバル文化形成プログラム)

専門
近現代美術、フランスの芸術と文化

私たちは日々様々な視覚文化に囲まれて生活していますが、そのなかには過去に培われた文化や思想が潜んでいることが少なくありません。映画やアニメ、漫画、テレビやポスターの広告、毎年新しくなる流行の服のかたち、椅子やコップのかたちのなかにも、実は過去の芸術文化の影響を受けて生まれたものがあるのです。美術作品であれ日用品であれ、あるイメージを単に「見る」のではなく「知る」ということ、それは、背景にある広大な思想や文化の体系を知ることに他なりません。様々な時代や地域の芸術について考察することで、身近な文化についての理解を深め、新しい世界の見方を発見する経験を、学生の皆さんと共有していきたいと考えています。

正田 悠 助教(グローバル文化学科 グローバル・コミュニケーションプログラム)

専門
演奏科学、音楽心理学、認知科学、マルチモーダルコミュニケーション

私たちが大学生およそ1,000人を対象に行った調査では、毎日3時間以上音楽を聴く人がなんと全体の25%近く。お気に入りのミュージシャンのライブでは安静時の2倍以上の心拍数を2時間半キープする人もいました。音楽は「感情の言語」といわれるように、文化や時間を超えたコミュニケーションの媒体です。このときの私たちの体験は、曖昧で、微妙で、様々な感情が入り交じり、それでいて強烈です。私はこの不思議に魅入られ、背景に人間のどのような特性が隠されているのかを心理・行動・生理の3側面のデータから調べてきました。謎解きのような、宝探しのような、夢中になってワクワクできる研究にぜひ触れてみてほしいと思います。

山根 隆宏 准教授(発達コミュニティ学科 心の探求プログラム)

専門
発達臨床心理学、発達障害児家族支援

私は臨床心理学を専門にしており、生きづらさや困難さを抱える人たちの心の問題の理解や支援の在り方を検討しています。特に発達障害のある人たちとその家族への支援が私の中心的な研究 テーマです。調査だけでなくカウンセリングや療育、家族支援などを通して、実際に生きづらさや困難さにアプローチをしたり、地域の支援者と協力してよりよい支援方法の開発を行っています。また家族関係や周囲のサポート、支援機関との関係、その他にもオンライン上の情報や交流など様々な観点から検討もしてします。心の問題はとても複雑で、未だ見ぬ研究テーマがたくさん広がっています。ぜひ人の心について様々な観点から一緒に学び、考えていきましょう。

谷 正人 准教授(発達コミュニティ学科 ミュージックコミュニケーションプログラム)

専門
民族音楽学、イラン伝統音楽研究

民族音楽学は、音楽それ自体だけではなく、「音楽をする人間」を考える営みです。例えば私はイラン音楽の即興演奏を対象としながら、演奏家コミュニティという集団が持つ多層的秩序の中で、一個人がどのように他者との相互行為によって、即興というコミュニケーション形態を成立させてい るのかを考えています。そこには「音楽を耳で聴くのか目で見るのか(楽譜の存在)」「身体の使い方によって音楽認識が異なる」など、興味深い観点が様々にあります。また私自身がサントゥールという楽器の演奏をも行っている関係で、演奏に伴う身体の故障・痛みや緊張の問題など、音楽に伴う心身の不調についても考えていますが、それらも「音楽する」という概念のより広い問い直し、人と音楽とのかかわり方の多様性の探求へと繋がっていくのです。

谷 篤史 准教授(環境共生学科 環境自然科学プログラム)

専門
惑星環境物理学

地球惑星科学って知っていますか?地球や惑星のことを物理や化学、ときには生物の視点から研究する総合的な学問です。私は、その中でもハビタブルプラネットを特徴づける「水」に関連する研究を進めています。地球には液体の水が存在しますが、他の惑星や衛星ではどうでしょう?昔はあったのでしょうか?どうして氷衛星の中に「海」があるのでしょうか?グローバルイシューそのものでもある地球惑星科学の課題の理解や解決には、地学だけでなく、数学、物理、化学、生物といった多様な分野の知識と経験が必要となります。この学科の特徴である「広く学ぶ」ことを通じて、地球や惑星の環境についての研究にみなさんと取り組めることを楽しみにしています。

井上 真理 教授(環境共生学科 生活共生科学プログラム)

専門
衣環境学、感性工学

衣服は持ち運びできる環境と呼ばれ、人間が本来備えている生理的な機能をカバーする一方で、装う楽しみや社会的なTPOに対応し、ノンバーバルなコミュニケーションの役割も果たします。衣環境研究室では、繊維材料の基礎研究とともに、衣服や、紙おむつなどの衛生用品、住居や自動車などに用いられる繊維製品を対象に、着心地、使い心地という感覚を客観的に評価する研究を行っています。SDGs(持続可能な開発目標)が2030年までの国際目標となっている中で、その内容は生活そのものに関係する部分が少なくありません。生活共生科学プログラムでは、生活を多面的に観察し、チャレンジ精神を持ち、身近なことに問題意識をもつ人材を育てていきたいと考えています。

山下 晃一 准教授(子ども教育学科)

専門
教育制度論、教育経営学

クラス替えの時や中学・高校に進んだ時、それまで「当たり前」と思ってきたことが、大きく変わったように感じた経験はありませんか。そのとき初めて気づく学級・学校の「当たり前」、いわば組織の空気・風土・文化は、私たちの意識や行動を知らないうちに左右して、子ども同士の人間関係や教師の教育実践を大きく規定します。こうした「見えないルール」を「見える化」しなければ、良い関係や実践の継続・共有・発展は難しく、悪い関係や実践の原因解明・改善・変革は進みません。教育制度論・教育経営学では、学級や学校における身近なルールを見抜き、作り替え、より良い教育を目指しながら、教育・社会そして自分自身への深い洞察力を養います。

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2018年度(国際人間科学部案内 2019(2018年6月発行)より)

小澤 卓也 教授(グローバル文化学科 グローバル・コミュニケーションプログラム)

専門
中央アメリカ近現代史、食のグローバル・ヒストリーズ

日本の素晴らしい食文化は、海外から輸入されるたくさんの食材や食品によって支えられています。ラテンアメリカなどの遠い熱帯地域で生産されるコーヒーも、いまや日本の食卓において必要不可欠になってきました。自国ではほとんど生産できない嗜好品なのに、私たちは独特の香りや味わいの国際色豊かなコーヒーを比較的安い価格で楽しむことができるわけです。たとえばこのグローバル商品であるコーヒーを基軸に、多様な国家、地域、人々の相互作用の中で発展してきたコーヒー産業、またそれと密接な関係にあるコーヒー文化の特色について考察することで、「グローバリゼーション」の功罪について具体的に理解することができます。私たちと一緒に、さまざまな「食」の視点から世界を読み解く知的挑戦をしてみませんか。

藤濤 文子 教授(グローバル文化学科 グローバル・コミュニケーションプログラム)

専門
翻訳理論

グローバル化が進展する中、私たちは日々翻訳に触れています。映画の字幕や海外ニュースの報道、そしてパソコンのマニュアルも翻訳されています。また日本のマンガやアニメは翻訳されて、海外で大人気です。しかし、ただ言語を変換しているだけではありません。翻訳は言語と文化の壁を超える創造的活動です。その意味で、翻訳は異文化間コミュニケーションと言えるでしょう。翻訳とは、ある歴史的・社会的文脈で産出された原文を、別の歴史的・社会的文脈で再産出する行為ですから、翻訳を決定する要因として、原文のジャンルや読者等だけではなく、受け入れ側の社会的要請や翻訳の送り手の意図にも注目する必要がでてくるでしょう。そして、そのようにして作成された翻訳は、文化の差異の記録として興味深い分析材料となるのです。

林 創 准教授(発達コミュニティ学科 心の探求プログラム)

専門
発達心理学、教育心理学

心理学は、心の働きを解き明かす学問です。私の研究室では、発達と教育の観点から研究を進めています。たとえば、私たちは他者の気持ちを読み取ろうとします。そして、他者が大事な情報を知らないとわかれば、「嘘」をつくこともあるでしょう。しかし、嘘は利己的なものばかりではなく、相手を守るために嘘をつくこともあります。こうした嘘は幼児には難しく、小学生になると発達が進みます。したがって、嘘はネガティブなものではなく、心の発達の程度をあらわす目印として考えることもできるのです。このように、心理学を学ぶことで、人の心の働きやその意味を深く知ることができ、社会も円滑になっていくことでしょう。みなさんと学べるのを楽しみにしています。

佐藤 幸治 准教授(発達コミュニティ学科 アクティブライフプログラム)

専門
スポーツ生理・生化学

私は運動生理・生化学を専門にしており、運動でなぜメタボリックシンドロームが予防し、改善するのかを体の中の血液、唾液、尿および筋肉や心臓等の組織中のタンパク質、遺伝子を解析して、どのような運動が良いのか、どれくらいの運動頻度や強度が良いかの研究をしています。私自身は、小児期に発症する1型糖尿病患者さんに起こる様々な問題を運動によって解決する為に、遺伝子やタンパク質レベルで研究を行っています。また、私の研究室では、肥満や2型糖尿病のモデルラットの組織中のタンパク質活性の測定を行い、新たな運動療法、予防法を開発しています。海外の大学とも共同研究を行っており、幅広い視野で、行動力のある皆さんをお待ちしております。

佐藤 春実 教授(環境共生学科 環境自然科学プログラム)

専門
高分子化学、高分子振動分光学

微生物によって分解される生分解性プラスチックは、環境に優しい次世代のプラスチックとして期待されており、持続可能な社会の構築のために、さらなる市場の拡大が求められています。私の研究室では、これらの生分解性プラスチックを中心に、材料の性質を向上さるための基礎研究に取り組んでおり、世界の多くの研究者と協力して研究を進めています。このような環境に関わる問題に取りくむためには、多様な分野の知識が必要で、一つの視点からではなく様々な方向から考えることが求められます。環境自然科学プログラムでは多岐にわたる分野について学び、幅広い知識と視野を持って、ものごとをまとめ上げる力を持った人材を育ててきたいと考えています。

岩佐 卓也 准教授(環境共生学科 社会共生科学プログラム)

専門
社会政策

私の専門は労働問題です。みなさんは、やがて働くことになる人がほとんどだと思います。それは生活のため賃金をもらう必要があるからだけはないでしょう。働くことを通じて人の役に立ったり、自分が成長できることは大きな喜びです。しかし働くことをめぐってはさまざまな問題が生じてしまうこともまた事実です。働き続けたいのにクビになった、頑張っても生活できる賃金に足りない、ハラスメントを受けている等々、ある程度までは我慢できても限界はあります。ではそうした問題はなぜ生じるのでしょうか。会社の社長が「悪人」だからでしょうか。それとももっと大きな背景があるからでしょうか。そして、これらの問題をどうしたら解決できるのでしょうか。そうした問題について、諸外国の実態と比較なども行いながら研究しています。

川地 亜弥子 准教授(子ども教育学科)

専門
教育方法学

教育方法学は、すべての子ども・青年のための学びの場を、どのように構築するかを研究する学問です。貧困等による学びからの排除の克服、多様性への寛容の育成、子ども・青年が「私も大切にされている」と感じられるような学びの創造等、さまざまなグローバルイシューに挑戦しています。神戸大学はその前身から数えると140年以上の教員養成の歴史があり、附属学校も早くから海外の教育理論に学び、ユニークな実践を行ってきました。史資料も充実しています。国内外の理論に学び、現場へ行って考察を深め、成長する子どもに伴走できる「成長し続ける教師・専門家」を目指したい人― 一緒に未来の学びをつくっていきませんか?

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2017年度(国際人間科学部案内 2018(2017年6月発行)より)

辛島 理人 准教授(グローバル文化学科 グローバル文化形成プログラム)

専門
経済史、文化政策、日本・東南アジア史

大きな港をもつ神戸は、近代日本がヨーロッパに開いた玄関口でした。日欧を結ぶ航路の途中には上海やシンガポールがあり、神戸は自ずとアジアにつながっています。私は20世紀における日本と東南アジアの関係を、経済や知識に注目して研究してきました。現在は、その巨大な経済力で世界に影響をおよぼしてきたアメリカの民間財団やNGOに焦点をあて、第二次世界大戦後の文化交流を検証しています。また世界各地に点在する日本学にも興味があり、近年ではオーストラリア、フィリピン、イラン、ポーランドなどを訪れて現地の研究者と交流してきました。グローバル文化学科は、文化と文化のあいだ(inter-

cultural)で考えるという国際文化学部の伝統を引き継いでいます。私もその知的風土を多くの学生と共有し、神戸大学で楽しみながら学びたいと思っています。

青山 薫 教授(グローバル文化学科 グローバル社会動態プログラム)

専門
社会学、ジェンダー、移住・移民

「ジェンダー」とは、私たちの社会がつくる性差であり、個人の属性でもあります。 ジェンダーは、一定の属性をもった人びとに対する差別や搾取の根拠に使われます。女性だけではなく、性的少数者、男性でもその社会における標準的「男らしさ」に合致しない人なども対象になります。そこには、誰が「標準」なのかを決める力が存在しています。しかしこの力は見えにくく、差別や搾取自体を問題として取り上げることが難しい場合もあります。私が専攻している社会学の中のジェンダー研究は、ジェンダーによる差別や搾取を可視化し、問題化し、その応用として、人間同士のさまざまな力関係が生み出す格差に挑戦します。そして結局は、多様な人びとが多様なまま幸福を追求できる社会をめざすものです。社会がつくる格差は社会によって変えられる、と希望を抱きつつ。

稲原 美苗 准教授(発達コミュニティ学科 社会エンパワメントプログラム)

専門
ジェンダー理論、現象学、臨床哲学

私の研究室では、哲学的思考やジェンダーの観点を使って、日常世界の「当たり前」に潜む謎にについて深く考えています。謎解きをするプロセスの中で、受講者が一人一人の「存在の意味」を捉え直すことを目標にしてきました。例えば、「男性なら○○すべきだ」とか「女性だから○○はできない」といった、個々人の特性や能力を考慮せず、生物学的な性別によって「当たり前」を押し付けられた経験をした人も少なくないと思います。このような「当たり前」は、生まれつき決定付けされたものではありません。それぞれの社会や文化によって作り出されたシステムです。「当たり前」の世界から飛び出して、自らの可能性を探るために、哲学の迷宮でジェンダーを学びませんか。

長坂 耕作 准教授(環境共生学科 生活共生科学プログラム)

専門
計算機代数、計算機科学

我々の身の回りでは日々データが生み出されています。そこに現れる課題を深く知るためには、数理モデル(方程式のようなもの)を作り、それを深く理解する必要があります。環境数理科学では、専門分野に応じた精緻で多様な方法を研究しており、私の研究室では、代数方程式(高校までに習うほとんどの方程式を含む)を数学的な正確さと実践的な効率さの観点から、計算機を使って解く方法を研究しています。高校までの学びと異なり、現実環境では様々な要因から誤差(真の値からのズレ)が生じるため、教科書にあるような方法で方程式を解くことはできません。このような課題にどのように対応すべきか、進歩の著しいコンピュータやネットの活躍できるよりよい方法はないかなど、現在の計算機環境に即した方法を模索続けています。

井上 真理 教授(環境共生学科 生活共生科学プログラム)

専門
衣環境学、感性工学

衣服は持ち運びできる環境と呼ばれ、人間が本来備えている生理的な機能をカバーするとともに、深海から宇宙にまで行動範囲を広げることを可能にしました。衣環境研究室では、繊維、糸、布の基礎研究とともに、衣服や、紙おむつなどの衛生用品、住居や自動車などに用いられる繊維製品を対象に、着心地、使い心地という感覚を客観的に評価する研究を行なっています。衣生活のみならず、一般の生活の中に最先端の様々な技術が入り込んできている今日、人は多種多様な理系的・文系的知識をコラボさせ、取捨選択しながら日々の生活を送っています。生活共生科学プログラムでは生活を多面的に観察し、チャレンジ精神を持ち、身近なことに問題意識を持った人材を育てていきたいと考えています。

赤木 和重 准教授(子ども教育学科)

専門
発達障害心理学

発達障害のある子ども、とくに、自閉症スペクトラム障害のある子どもを対象に、発達心理学の立場から研究を進めています。障害のある子どもは、「困った行動」「問題行動」を示すことがしばしばあります。だからこそ、教師をはじめとする大人は、その「困った行動」をなくすことを考えます。でもちょっと待ってください。その「困った行動」に意味はないでしょうか。彼らなりの「言い分」がきっとあるはずです。私の研究室では、障害のある子どもの「言い分」を、共感しつつ、かつ科学的に探ることを大事にして、研究を進めています。そうして、子どもへの見方が変わったとき、不思議と子どもの願いが見えてきます。ぜひ一緒に研究してみませんか?

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2016年度(国際人間科学部案内 2017(2016年6月発行)より)

青島 陽子(グローバル文化学科 グローバル文化形成プログラム)

専門
スラヴ社会文化論

ウクライナでの政変と紛争は記憶に新しいところです。私自身、情勢が急転する中、当地へ調査に赴きました。私の専門は歴史学で、特に19世紀中葉のクリミア戦争後にロシアが西欧諸国を模して改革を進める時代を研究しています。この時期、現在のウクライナ・ベラルーシの地では、ロシア・ポーランド・現地知識人の間でナショナルな衝突が生じ始め、そのことがロシア帝国全体のナショナリゼーションを招いていました。こうした歴史的知識は、現代の紛争の原因を直接に説明しませんが、その文化的背景を理解する手掛かりとなります。現代社会の諸問題に対する時、自分の基準で誰かを断罪するのではなく、多様なアクターの行動の背後にある独自の論理を理解することが大切です。私はその課題に歴史的アプローチで臨んでいます。

相澤 直樹 准教授(発達コミュニティ学科 心の探求プログラム)

専門
臨床心理学、臨床心理検査(投影法)

私たちのゼミでは、心の成長にともなう自己や対人関係に関わる問題を幅広く研究しています。とくに対人場面における「傷つきやすさ」を主要な研究テーマ として、いわゆる対人恐怖や自己愛(ナルシシズム)の問題を発達的観点と臨床的観点から解明しています。ただし、ゼミの学生には関心のある研究テーマを自分自身で発見するように指導しています。なぜならば、心の探求はそのようにしてはじめて息の長い取り組みが可能となるからです。また、実際の人々の心から学ぶことも大切なことと考えていますので、研究手法としては調査研究や実践研究を指導しています。また、ロールシャッハ検査法を中心とした心理検査の研究にも取り組んでいます。

長ヶ原 誠 教授(発達コミュニティ学科 アクティブライフプログラム)

専門
スポーツプロモーション、健康行動科学、ジェロントロジー

スポーツは地域や社会、人々の人生や関係性を活性化する「力」を引き出し実現させていくためには、「教える」スポーツ指導だけではなく、多くの人々のニーズを把握するための分析力や、プログラムやイベント等の企画力や運営力等に代表される提供側の「支える」能力が必要とされます。ゼミは、スポーツイベントの運営事務局としての企画や運営、自治体のスポーツ振興事業への学術的支援等のゼミプロジェクトに関わりながら、「する」スポーツをいかに「ささえる」かについての見識と専門的能力を深めていく場です。スポーツ振興に関わる理論的知識を習得し、先駆的なスポーツ振興事業を自ら企画・運営・評価しながら、教員と学生が共にスポーツプローションを体感し科学していきます。

丑丸 敦史 教授(環境共生学科 環境自然科学プログラム)

専門
植物生態学、生物多様性科学

私たちの生活の近くで人知れず姿を消そうとしている生物が多く存在しています。万葉集で秋の七草として歌われているキキョウやオミナエシ、水田のトノサマガエル、夏の風物詩でもあったホタルの仲間は、かつてはどこでも見られる普通種でした。しかし、これらの生物は急速に日本中で姿がみられなくなり、現在では絶滅が危惧される存在となってしまいました。 なぜこれまで人に寄り添うように暮らしてきた生物達が消えてしまうのか?身近な自然に今何がおこっているのか?私たちは水田や半自然草地など人と関係を持ち続けてきた生態系における調査の結果を科学的に解析し、国内外の知見と照らし合わせることでこれらの疑問への答えを探しています。

田畑 智博 准教授(環境共生学科 生活共生科学プログラム)

専門
環境システム工学

“Think globally, act locally.” 地球規模で発生する環境問題解決には、地域での取り組みが欠かせません。本研究室では、特に環境・エネルギーの視点から持続可能な地域社会を構築することを目的とした研究を行っています。特に日本では、少子高齢化のような世界に先駆けた課題があります。このような課題が環境・エネルギーに影響を及ぼすメカニズムを明らかにし、緩和策を見出すことで、研究成果を政策提言として国内外に発信することを目指しています。具体的な研究テーマとしては、ごみ処理、再生可能エネルギー、ライフスタイル、防災などがあります。また、環境評価やシミュレーションなどの工学的手法や、アンケートや統計処理などの社会科学的手法を組み合わせた、学際的な研究を行っているのが、本研究室の特徴です。

岡部 恭幸 教授(子ども教育学科)

専門
数理認識論、数学教育

子どもが算数・数学がわかるようになるとはどういうことでしょうか。これらの答えを見つけるのは実は簡単なことではありません。私たちの研究室では数理認識の発達と教育についていくつかの研究を行っています。子どもはどのように数理概念をとらえているのでしょうか。さらに、子どもが獲得すべき 概念はどのような構造をもっているのでしょうか。また、子どもはそれをどのように獲得していくのでしょうか。子どもたちの「わかり」は、まだまだ解き明かしていくべき「謎」に満ちあふれています。私たちは、研究で得られた知見をもとに、現場の教員とも協力しながら教育内容や方法の開発も行います。子どもの「わかり」を大切にする算数・数学教育をともに創っていきます。

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