GSP留学型(中期)「テネシー大学:Friends Across the Sea」が実施されました

写真

本プログラムは米国国務省と在日米国大使館の助成を受け、テネシー大学主導のもと、神戸大学・関西外国語大学・学習院大学が参加するオンライン語学教育プログラムとして、2022年1月~3月に実施されました。日本の大学からは各校7名ずつ(計21名)の学生が参加し、とくに英語によるスピーキングとプレゼンテーションの能力向上に焦点を当てた実践的な授業が行われました。今回のプログラムにはテネシー大学の学生も多数参加し、アメリカの学生とのオンライン上での相互交流を通して、アメリカのなかでもとりわけ発展著しい南部の文化について学び、将来アメリカ人と一緒に仕事をする際の、あるいは留学や出張をつうじて海外で生活する際の基礎となる知見を広げました。

井上 弘貴(国際人間科学部・国際文化学研究科 教授)

研修報告

2022年1月31日から3月11日までの6週間にわたり、テネシー大学、関西外国語大学、学習院大学、神戸大学の4大学で「Friends Across the Sea」プログラムが実施されました。このプログラムは主にGather Townというオンライン通話スペースを利用し、ロールプレイングゲームのような教室でグループ学習を行いました。 グループワークでは、食文化や広告、恋愛といった身近な話題を中心に、グループやクラス全体で英語を使って話し合うという活動を行いました。さらに、1週間に一度、全体で行われる行事が計画されており、テネシー大学に勤める日本人の話をうかがったり、アメリカで大人気のスーパーボウルを観戦したりすることができました。このような活動を通して、日本人学生は英語のスピーキング能力を向上させるだけではなく、アメリカの生活様式への理解を深めることができ、アメリカ人学生も日本についてもっと知ることができました。

そして、プログラムの最後にはテネシー大学の学生と日本人学生がペアになり、プレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションは、食文化、学校教育、ゲームやファッションといった様々なトピックから選ぶことができ、ペアで共通の興味を見つけて取り組むことができました。

高畠 駿(子ども教育学科)