国際的にも教員不足が大きな課題になっている今日、よい教育の実現には質の高い教師育成が特に不可欠です。一方、採用から5年のうちに離職に至る教員の数は多く、よい教師の確保は一筋縄ではいきません。このシンポジウムでは、この課題に、二つの視点からアプローチします。 まず、Leuven大学ケルフテルマンス教授は、自身の10年来の論文の発展を踏まえながら、「不適格」な見方を乗り越え、離職せずに働き続ける環境を確保するために新米教員に関わる制作担当者、教師教育者やメンターに必要とされるマインドセットについて発表します。 これに対し、同大学のデケテレーレ博士は、自身のトレーナーとしての経験も生かしながら実践中心的な見方で、専門的な発達においてのリフレクションの重要性を論じ、教師の専門的な発達を支援するアプローチとして「Learning portfolio」のメリットとデメリットを紹介します。 教師教育のあり方・教員の離職解消に関心のある方、教員志望の方、教師教育に関わっている方、どうぞふるってご参加下さい。
日時
2025年10月28日(火)17:00~19:30頃
実施方法
Zoomミーティング&神戸大学鶴甲第2キャンパス F257
発表者(話題提供)
ゲールト・ケルフテルマンス Geert Kelchtermans, KU Leuven (Belgium)
- 教師教育、教師の専門的な発達 ‘Teacher Education, teacher professional development’
アンヌ・デケテレーレ Ann Deketelaere, KU Leuven (Belgium)
- 教師教育、または医療教育でのインターンシップ中の実験的な学習 ‘experiential learning in the workplace during internships in medical as well as teacher education’
指定討論
神戸大学 山下晃一
司会
神戸大学 エルッキ・タピオ・ラッシラ、川地亜弥子
通訳
松田華織(神戸大学 博士課程後期課程院生)
対象
学部生、大学院生、研究者、特に教師教育や書くことの教育に関心のある方や教員志望者
参加方法
参加希望の方は、問い合わせ先までメールでご連絡ください。
お問い合わせ先
人間発達環境学研究科 教育系講座 教師教育学研究室(国際人間科学部 子ども教育学科)エルッキ・T・ラッシラ
Mail: erkki [dot] t [dot] lassila [at] dragon [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp (erkki[dot]t[dot]lassila[at]dragon[dot]kobe-u[dot]ac[dot]jp)主催
国際人間科学部子ども教育学科、人間発達環境学研究科教育方法学研究室