国際シンポジウム「Crossing Boundaries: Chromosomes, Ecology, and Evolution(境界を越えてつながる染色体・生態・進化)」を開催しました

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026年9月8日、ポーランド、ドイツ、インドネシアおよび神戸大学の研究者を招き、国際シンポジウム「Crossing Boundaries: Chromosomes, Ecology, and Evolution(境界を越えてつながる染色体・生態・進化)」を開催しました。
染色体やゲノムといった細胞内のミクロな階層から、生物個体、集団、さらに生態系に至るまで、さまざまな階層で捉えることができます。本シンポジウムでは、染色体生物学、生態学、環境科学など、異なる研究分野の研究者が一堂に会し、それぞれの研究成果や研究手法を紹介するとともに、分野の境界を越えて生命の多様性、環境への適応、進化の仕組みについて考えることを目的としました。
染色体・ゲノム研究の分野からは、細胞遺伝学や先端顕微鏡技術を用いた染色体構造やゲノム組織化について、最新の研究成果が紹介されました。染色体の構造やゲノム中のDNA配列がどのように構成され、それらが生物の進化や多様性とどのように関わっているのかについて、さまざまな生物を対象とした研究が紹介されました。
一方、生態・環境分野からは、環境DNAや生態学的な調査手法を用いた生物多様性や生態系に関する研究が紹介されました。生物の分布や多様性を調べる研究などを通して、個々の生物から生態系全体へと視野を広げながら、環境と生物との関係について議論しました。 このように、通常はそれぞれ異なる研究分野として扱われる染色体・ゲノム研究と生態・環境研究を一つのシンポジウムで取り上げることにより、ミクロな染色体・ゲノムレベルからマクロな生態系レベルまでをつなぎ、生命現象と進化を多階層的に考える機会となりました。 講演終了後には総合討論を行い、それぞれの研究分野の視点や研究手法をどのように結びつけることができるのかについて意見交換を行いました。シンポジウムは英語で実施し、参加者は30名程度でした。海外の研究者と学生・若手研究者が直接交流する機会にもなり、国際的な研究活動に触れるとともに、今後の研究交流や新たな共同研究へとつながる可能性を感じる環境共生学科のシンポジウムとなりました。 近江戸伸子