教員情報(渡邊 隆信)

氏名・職名 渡邊 隆信(わたなべ たかのぶ,Takanobu Watanabe)教授
メールアドレス watataka [at] port [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp
学位 博士(教育学)(広島大学)
研究分野 西洋教育史、教育哲学
研究テーマ 20世紀初頭ドイツの「新教育」と呼ばれる教育改革の思想と実践について研究しています。日独の教師教育改革も研究対象です。
[学部] 担当 国際人間科学部 » 子ども教育学科 » 学校教育学コース, 乳幼児教育学コース
[大学院] 担当 人間発達環境学研究科
研究者情報 神戸大学研究者紹介(KUID)
教員サイト
研究紹介

比較を通して学校教育の「当たり前」 をとらえ直す

 私たちのゼミでは、学校教育を「比較」の視点から多面的に考察することを大切にしています。基本となるのは過去および外国との比較です。

 仮に「教室」を例にとると、日本では今日なお、四角い部屋のなかで黒板を背にした教師が教卓をはさんで30~40人の子どもたちと向かい合っているような教室の光景が一般的です。しかし、昔の教室はいったいどのような形をしていたのでしょうか。また、他の国々の教室は現在どうなっているでしょうか。それらを調べていくと、私たちの思い描く教室が当たり前ではなくなってきます。

 これは教室に限ったことではありません。「当たり前」が実は自明でないことに気づき、それがなぜそうなっているのかを確かめ、そのうえで今後どうあるべきかを考える。ゼミでは、学校教育のさまざまな「当たり前」を歴史的社会的文脈のなかでとらえ直し判断する姿勢と能力を、将来教師を目指す仲間たちとともに鍛え合っています。

教員写真