グローバル教育

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2025年度(令和7年度)入学生より、カリキュラムが改訂される予定です。そのため、GSPの内容について変更を予定しています。詳細については、学部案内2025をご覧ください。

Global Studies Program(GSP)グローバル・スタディーズ・プログラム

グローバル・スタディーズ・プログラム(GSP)とは、実体験を通してグローバルイシューについて学ぶことを目的とし、本学部生全員が海外研修とフィールド学修に参加する実践型教育プログラムです。国内外の多くのフィールドで実施される個別プログラムへの参加を通じて、グローバル社会の課題解決を目指して多様な人々と協働し、その中でリーダーシップを発揮していくために必要な力を自らの中に育てていきます。

グローバル・スタディーズ・プログラムの特色

グローバルイシューの現場での実践的な取り組み

「グローバルイシュー概論・演習」を通じ、文理の 境界を越えた様々なグローバルイシューについて学びます。そこで培った自らの興味・関心にもと づき、学生自身がテーマ設定をして、海外、国内 の「現場(フィールド)」を選択します。フィールド で実際に様々な人々と出会い、協働することを通 して、より広い視点から自らのテーマをグローバ ルイシューとして深化させ、その解決を模索します。

多様なプログラム

GSPでは、研修の期間、内容、フィールド学修の場所によって、「実践型」「研修型」「留学型」という3つのグローバル・スタディーズ・コース(GSコース)が設定されています。学生は、自らの学修計画に応じて、一つのGSコースを選択し、さらに各コースのもとにある合計100を超える個別のプログラムの中から、自分が取り組むグローバルイシューに最も適したプログラムに参加します。

学生一人ひとりの専門性に合わせた学修指導

GSPでの学修を支援するために、GSPオフィスを設置し、オリエンテーション・リフレクション、渡航ガイダンス、危機管理オリエンテーション等、きめ細かい情報提供と学生の主体性を引き出す指導をしています。

グローバル・スタディーズ・プログラムの流れ

GSPは、事前学修、GSコース(海外研修とフィールド学修)、事後学修の3つのステージで構成されます。

事前学修

授業科目内容
グローバルイシュー概論代表的事例の現状と解決策を専門的見地から学修
グローバルイシュー演習アクティブ・ラーニングを通じて具体的な事例を学修
オリエンテーション自らが取り組むグローバルイシューに関する具体的な課題を設定

コース選択

GSコースでは、一人一人の学修計画に応じて「実践型GSコース」「研修型GSコース」「留学型GSコース」のいずれかを選択します。

GSコース内容(プログラム例)
実践型GSコース
(海外スタディツアー)

日本で学び、海外でフィールド学修を行う:
国内で学修した専門的知識を海外の現場で応用し、その地域の人々と協働しながら実践的にグローバルイシューに取り組みます。

  • 障害者権利擁護運動に接する(米国ミネソタ州)
  • 非破壊機材で農産物分析をする(カセサート大学(タイ))
  • バリで環境教育を学ぶ(インドネシア)
  • アートマネジメント・芸術教育を学ぶ(オーストリア)
研修型GSコース
(海外語学研修またはサマースクールと、国内フィールド学修)

海外と日本で学び、日本でフィールド学修を行う:
海外での語学研修やサマースクールに参加し、国際的な視野を獲得すると 共に、日本国内でフィールド学修を通じて、比較文化的・多元的な視点からグローバルイシューに取り組みます。

  • 民族文化の継承:民族音楽を学ぶ(イラン) + 人形浄瑠璃に関するフィールドワーク(淡路島)
  • 移民児童の教育:英語研修(ウェスタン大学(カナダ)) + 外国人児童支援NGOでインターン(神戸市)
  • サイエンス教育:科学英語を学ぶ(カルフォルニア大学デービス校) + サイエンスカフェを企画運営(神戸市)
留学型GSコース
(交換留学または中期留学)

海外の大学で学び、海外でフィールド学修を行う:
中長期に亘って海外に滞在し、専門的知識を修得すると共に、現地でフィールド学修を行い、グローバルイシューに取り組みます。

  • 交換留学:1年もしくは半年の協定校との交換留学です。神戸大学に学費を納める代わりに、協定校での学費・ 入学金を免除されます。協定校で修得した単位を神戸大学の単位として算入することができます。留学を計画的に行えば、4年間での卒業が可能です。協定校については、次のページをご覧ください。
  • 中期留学:1か月から6か月にわたって、英語研修や専門の講義を受講すると同時に、自ら企画・設定したフィールド学修に取り組みます。

事後学修

授業科目内容
GSP演習(リフレクション)
  • 「GSコース」での体験の共有
  • グローバルな課題に対する自己の実践の意義づけ
  • GSコースについての成果発表とレポート作成